ブラウザでWebサイトを閲覧するとき、Webサイトが切り替わるときに少しもたつく、という場合はDNS(Domain Name System)サーバーが遅い可能性がある。
DNSサーバーはドメインから場所(IPアドレス)を調べてくれる重要なサーバで、DNSサーバーが遅いと快適なWeb閲覧ができなくなるのだ。
そこで、DNSサーバーの速度を調べ、高速なDNSサーバーに切り替えてみよう。
おすすめは、Googleが提供している「namebench」というソフトだ。
namebenchをインストールする
Googleの配布ページを開き、「namebench-1.3.1-Windows.exe」をクリックしてダウンロードする。
ダウンロードした「namebench-1.3.1-Windows.exe」を実行する。
「Extract」をクリックする。
namebenchを実行する
namebenchが起動すると、現在のDNSサーバが表示される。設定はいろいろあるが、とくに変更は必要ないので「Start Benchmark」をクリックしよう。
画面下で進行状況が表示されるので、しばらく待とう。数時間かかる場合もある。
結果がブラウザに表示される。この場合、「Ultra DNS」を使えば、63.5%高速になるということだ。
「Primary Sever」と「Secondary Sever」のIPアドレスをメモしておこう。
DNSサーバーを変更する
続いて、DNSを変更しよう。Windows 10の手順を紹介する。
タスクトレイのネットワークアイコンを右クリックして「ネットワークとインターネットの設定を開く」を選択する。
「アダプターのオプションを変更する」を選ぶ。
利用中のネットワークアダプタを右クリックして「プロパティ」を選ぶ。
「インターネットプロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」をダブルクリックする。
「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れて、「優先DNSサーバー」に「Primary Sever」、「代替DNSサーバー」に「Secondary Sever」のIPアドレスを入力して「OK」をクリックしよう。アドレスは、「Ctrl」+「V」でまとめて貼り付けも可能だ。
以上で、高速なDNSサーバーがセットされて、名前解決の速度が上がり、レスポンスが高速になるはずだ。