重要なファイルの入ったフォルダを、ほかのフォルダにバックアップしたいときは、単にコピーをするのではなく、専用のツールを使ったほうがよい。
そこで、フォルダ間のファイル比較、コピー、差分バックアップなどを行える「Directory Compare」を使ってみよう。更新されたファイルだけを無駄なく高速にバックアップすることができる。また、コピー元ファイルとコピー先ファイルのプロパティを比較したり、ファイルの交換、指定した名前や種類のファイルだけをバックアップするフィルタ機能などもある。
そのほか、Windowsのスケジュール機能と組み合わせて、指定した時間に自動バックアップを実行させることも可能だ。
初回起動時にメッセージが表示される
Directory Compareを起動すると、最初にメッセージが表示される。エラーっぽいアイコンだが、オプションを確認してくださいというメッセージなので問題ない。
コピー元のフォルダとコピー先のフォルダを指定して比較する
はじめに「Source」ボタンをクリックする。
コピー元となるフォルダを選択しよう。
同様に「Target」ボタンから、保存先となるフォルダも選択しておく。
フォルダの中身を検索するために「Scan」をクリックする。
新しいファイル、更新日時が異なるファイルのみ一覧表示される。
フォルダ間のバックアップを実行する
フォルダ間のバックアップを実行したいときは、ツールバーのボタンをクリックしよう。各ボタンの意味は以下の通りだ。
左から、選択したファイルをコピー、同期、選択したフィルの比較、ミラーリング、拡張比較。
基本的に、一番左か、左から2番めのボタンを使うことが多いだろう。
以上、フォルダ間のバックアップを簡単に実行できる「Directory Compare」の紹介でした。