FFmepgといえば、あらゆる種類の動画や音声ファイルを変換できるエンコーダー。GUIをもたず、ほかの動画エンコーダーソフトのエンジンとして使われることが多く、直接利用する場合は、コマンドラインからの操作が必要になる。
GUIでFFmepgを操作したい、という場合におすすめなのが、FFmepg専用のフロントエンドソフト「SmartFFmpeg」だ。プリセットから出力したいフォーマットを選び、簡単にエンコードが可能だ。もちろん、FFMpegの機能であるクロップ(トリミング)などの処理も行える。
SmartFFmpeg
作者:Satria Sudewo
URL:http://freeware.satria.de/SmartFFmpeg/index.php?lang=EN
FFmepgをインストールする
SmartFFmpegには、FFmepgが同梱されていないので、FFmepgを持っていない場合は最新版のFFmepgをインストールしておこう。
「FFmpeg Builds」をブラウザで開き、ビルド済みのFFmpegのファイルをダウンロードする。
ファイルを解凍し、適当なフォルダに保存しておく。
SmartFFmpegでFFmepgを指定する
SmartFFmpegの配布ファイルを解凍し、「SmartFFmpeg.exe」を開いて実行する。
メニューから「Options」→「<Path to ffmepg.exe>」をクリックする。
前もってインストールしておいた「ffmpeg.exe」を選択する。以上で、ffmpegの登録は完了だ。
SmartFFmpegで動画エンコードを行う
画面上のテキストボックスに編集したい動画ファイルをドラッグ&ドロップで登録し、「Output file」で出力するファイル名を指定する。
「PRESET」からプリセットファイルを選択する。
「Load」ボタンをクリックすると、プリセットファイルが読み込まれる。
「AAC(Adbanced Audio Conding)」を選択しておくと、なぜかエラーになってしまうので変更しておこう。
(筆者の環境だけかもしれないのでいろいろ試してほしい)
すべての設定が完了したら「RUN」をクリックする。
エンコードが始まり、変換処理されたファイルが作成される。
以上、FFmpegのフロントエンドソフト「SmartFFmpeg」の紹介でした。