Windowsを使っていると、ソフトの利用、開いたファイル、閲覧したWebページ、入力したキーワードなどが自動的に保存される。次回入力が楽になるので便利ではあるが、他人がパソコンを使った場合、自分の行動が見られてしまう心配もある。そこで、他人がパソコンを使う可能性がある前などには、履歴などプライバシー情報をまとめて削除しておきたい。
そのような履歴削除を一括して実行してくれるのが、「Privacy Eraser」だ。海外製だが日本語に対応しており、「スキャン」ボタンから一発でプライバシー情報を見つけて、まとめて削除してくれる。
そのほか、ファイルの完全削除やスタートアップの削除機能など、便利なツールも兼ね備えている。
Privacy Eraser
URL:Cybertron Software Co., Ltd.
作者:http://www.cybertronsoft.com/
Privacy Eraserのインストールと日本語化
Privacy Eraserの配布ファイルを開き、「日本語」になっている状態で「OK」をクリックする。
「追加タスクの選択」では、「Other tasks」でゴミ箱の右クリックメニューの追加などを設定できる。不要ならオプションを外しておこう。
Privacy Eraserが起動したら、最初に「Settings」をクリックする。
「Use Interface」をクリックし、「Languate」の「Default」を「Japanese,日本語」にして「Apply」ボタンをクリックしよう。以上で、Privacy Eraserが日本語化される。
項目を確認してクリーンアップを実行する
「Windows」「ブラウザ」「アプリケーション」の各項目で、スキャンする項目にチェックを入れておこう。
「ホーム」にある「スキャン」をクリックする。
しばらく待って「スキャン完了」と表示されれば、削除対象となるデータが表示される。問題がなければ、「クイッククリーン」をクリックしよう。
「クリーンアップ完了!」と履歴など、プライバシーに関するデータやごみデータがすべて削除される。
Privacy Eraserの強力なツール
ファイルを完全に削除するファイルシュレッダー
ファイル復元ツールなどを使ってもファイルを復元できないように、ファイルを完全に削除する。
ディスクの予備領域を削除する「ドライバワイパー」
ハードディスクやSSDの予備領域や隠し領域がある場合、削除を行う。リカバリー用のデータが含まれることもあるので
スタートアップ削除とアンインストーラ、システムの表示
「ツール」から、スタートアップの削除、アプリのアンインストール、システム情報の表示ができる。
以上、強力な履歴削除機能を持つ、「Privacy Eraser」の紹介でした。