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デバッグ機能付きスーファミエミュレータ「Geiger’s Snes9x Debugger」

「Geiger’s Snes9x Debugger」はデバッグ機能が付いたスーパーファミコン(スーファミ、SNES)エミュレーター。カセットから吸い出したROMがあれば、Windows上で遊ぶことができる。最大の特徴はデバッグ機能で、ステップ実行や逆アセンブル、RAMのダンプ、メモリビュー、トレース機能などを備えており、ゲームを解析して改造したいという人に向いている。なお、Windows10の標準状態では以下のようなエラーが出る。

このアプリケーションのサイドバイサイド構成が正しくないため、アプリケーションを開始できませんでした。詳細については、アプリケーションのイベントログを参照するか、コマンドラインツールsxstrace.exeを使用してください。

こちらからランタイムをダウンロードしてインストールすれば問題なく動作する。

Geiger’s Snes9x Debugger Mark 10
作者●Michael Springer 
URL●https://www.zophar.net/snes/geiger-s-snes9x-debugger.html

 

 

Geiger’s Snes9x DebuggerでROMファイルを読み込んで実行する

メニュー「File」→「Load Game」を選ぶ。

 

ROMファイルを選択し、「Open ROM」を選択する。

 

デバッグコンソールが開くので「Run」をクリックする。

 

ゲームが開始する。操作方法は「Input」→「Input Configuration」で確認できる。

 

初期状態はこの様に割り当てられている。

 

Geiger’s Snes9x Debuggerの機能

Run 実行(次のブレークまで)
Next Op 現在の動作(次に実行される命令)を表示します。
Step Into 次の命令に進み、任意のサブルーチンにステップインします。
Step Over 次の命令へ進み、任意のサブルーチンをステップオーバーする(これらはまだ実行されている)。
Step Out 現在のサブルーチンが戻るまで実行する。
Skip Op 現在の演算を実行せずに次の命令に進みます(ジャンプと分岐に注意)
Clear Text トレース・バッファを空にする
Reset ROM実行をリセット
Reset Debug 内部デバッグおよびトレース変数をすべてリセットし、起動時の値に戻します。
Frame Adv 1フレームの実行と繰り上げ
Vector Info CPU及びAPU ベクトルの表示
Sprite Status 画面上のスプライトに関する様々な情報を表示します。
APU State APU に関する様々な情報を表示します。
Sample Address APUに保存されているサンプルのアドレスを表示します。
What’s Used 現在ROMで使用されているSNESの機能が表示されます。
Breakpoints ブレークポイントの設定
Show Hex ... 16進エディタウィンドウを表示します
Edit Registers PC、DP、Stack、A、X、Y、Flags の各レジスタを編集します。
Disassemble 指定した範囲をディスアセンブルして表示します。
Trace From 自動ロギングを設定
Dump RAM . バイナリファイルへのメモリダンプ
Dump Palette 色データを表示します
What’s Missing で使用されている SNES の機能で、実装されていないものを表示します