YouTubeなど、動画制作で役に立つ音声合成ソフト。さまざまな種類があるが、現時点でのおすすめは、無料で商用の利用も可能な「VOICEVOX」だ。
本ブログは基本的に海外製ソフトを紹介しているが、非常に優秀なので紹介したい。
VOICEVOXのポイントは、無料ながら完成度が高いこと。公式サイトでは「中品質」と謳っているが、イントネーションなど細かい調整も可能で、レベルは非常に高い。バージョンアップでキャラクターが増え、9種類から選べることも嬉しい。
なお、無料ではあるが、クレジットの表記は必須となっている。キャラクターによって表記は異なるので、YouTubeなどにアップするときは必ず確認しよう。クレジットを表記しない商用利用も可能だが、その場合は有料になる(税別40万円など)。なお、キャラクターの一つ、「青山龍星」に関しては、企業が携わる形で利用する場合は事前確認が必要になる。
VOICEVOXのインストール
作者サイトの「ダウンロード」からVOICEVOXをダウンロードする。「対応モード」はNvidia製GPUを使っているなら「GPU/CPU」、使ってないかよくわからないなら「CPU」を選ぼう。「パッケージ」は「インストーラー」がおすすめ。
保護メッセージが出たら「詳細情報」をクリックする。
「実行」ボタンが表示されるのでクリックしよう。
セットアップが起動したら「次へ」。すべての標準のままでよい。
VOICEVOXでテキストから音声を作成する
最初に話をさせるキャラクターを選ぼう。キャラクターのアイコンをクリックする。
キャラクターを選択する。「四国めたん」と「ずんだもん」に関しては「セクシー」など個性も選べる。
話をさせたいテキストを入力すると、画面したでイントネーションの調整、右側で音声速度などの調整ができる。
「+」ボタンで音声を追加する。なお、あらかじめメモ帳やテキストエディタでテキストを作成したい場合は、「Ctrl」+「V」で一気に貼り付けすることも可能だ。
音声の出力は、「ファイル」→「音声書き出し」から行う。選択した音声だけや、すべての音声をつなげて出力することも可能だ。
出力するフォルダを選び「フォルダーの選択」をクリックする。
音声ファイルとテキストファイルが出力される。テキストファイルはオプションで作成しないことも可能だ。
VOICEVOXのオプションなど
メニュー「設定」→「オプション」からオプションメニューを開く。
「txtファイルを書き出し」をオフにすれば、テキストファイルの出力はなくなる。
「設定」→「読み方/アクセント辞書」から、よく使う単語のアクセントを登録できる。
利用規約は作者サイトにあるので、必ず確認しておこう。
以上、完成度の高い音声合成ソフト「VOICEVOX」の紹介でした。音声合成ソフトを使ってみたいという人はほんとおすすめ。